VSCodeがいい理由

ここではVSCodeがいい理由について、「ソフトウェアの選定基準」を元に学んでいきます。テキストエディタに限らないことですが、ソフトウェアやライブラリを選ぶときは選定基準を元に選ぶことが大切です。これをしないと、例えばソフトウェアの開発が終了してしまったり、使いづらい、といった問題が起きてしまいます。

ここではエンジニアとしてやっていく上で大切な「ソフトウェアの選定基準」を元に、どうしてVSCodeが他のエディタよりもいいのか、ということを見ていきます。

ソフトウェアの選定基準

ソフトウェアの選定基準

この「ソフトウェアの選定基準」ですが、次の4つを元に選んでいくといいです。

  1. 開発体制は信頼できるか
  2. 普及しているか
  3. ユーザー体験はよいか
  4. 学習コストは高くないか

VSCodeについて見てみると、開発体制についてはMicrosoftが開発しています。MicrosoftはGitHubも運営しているのですが、エンジニアの開発環境を主要な事業のひとつにしているので、十分信頼できます。VSCodeはアップデートも頻繁に行われていて、開発の活発さがよくわかります。実際に使ってみると、すごく安心します。

普及については、2019年にStackoverflowという有名なエンジニア向けの質問サービスが行った調査によると、Webエンジニアの55.6%がVSCodeを使っています。これも十分すぎる数字です。ユーザー体験は、使ってみるとわかるのですが、動作が軽くて機能も充実しています。足りない機能は拡張機能で追加できるので、本当になんでもできるエディタになっています。

学習コストも、エンジニア向けのエディタの中で、VSCodeよりわかりやすいエディタはないんじゃないのかな、というくらい簡単です。あなたがプログラミングを始めたばかりでも、十分に使えると思います。こういった理由から、VSCodeがエンジニアのテキストエディタとして選ぶべきエディタといえます。

他の選択肢

他の選択肢としては、例えばVimやEmacs、IntelliJ IDEA、XCode、Android Studioなんかは選んでもよさそうです。逆に、AtomやSublime、TextMateのようなエディタは、この選定基準を元に考えると私は選ぶべきではないと考えています。

実際の現場でも、VSCodeを使っている人はたくさんいるので、VSCodeを選んでおけばまず失敗することはないです。ということで、ここではVSCodeを例にあげましたが、ソフトウェアとかライブラリを選ぶときは、こういった選定基準をもとに選ぶことをぜひ意識してみてください。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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