ペルソナを立てよう

この章の目標は「あなたが解決したい課題を、ユーザーは本当に抱えているのか?」を検証することです。ユーザーが課題を抱えていることがわかれば、プロダクトにしたときに利用される可能性が高くなります。ただ、まだアイデア段階なので、プロダクトはありません。つまりユーザーがいません。どうやってユーザーに対して検証するのでしょうか。

ここで役に立つのがペルソナです。ペルソナは、プロダクトがターゲットとするユーザーの属性をもった架空のユーザー像です。ペルソナを立てて、「ペルソナならどう考えるか?」を判断基準にすることで、仮想的にユーザーインタビューをするような形で仮説を検証することができます。

また、実際のユーザーインタビューの相手を集めるときも、ペルソナに似ている属性の人を集めればいいことになります。ペルソナを立てて、架空のユーザーと一緒にアイデアをブラッシュアップしていきましょう。

まとめ

ペルソナは、ターゲットユーザーの属性をもった架空のユーザー像です。ペルソナをもとにアイデアを検証することで、失敗しないプロダクトに近づくことができます。

やってみよう

前章で書いたリーンキャンバスのターゲットをもとに、ペルソナを立ててみましょう。1〜3人分のペルソナがあれば、十分にアイデアをブラッシュアップすることができます。

関連記事

ペルソナについては、「ペルソナの立て方」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

例:ユーザーコミュニティ

私がつくったリーンキャンバスでは、ターゲットとして個人開発者、プロダクトマネージャ、起業家をあげました。このうち、個人開発者のペルソナを次のように立ててみました。

ペルソナの例

人物写真はフリー素材で、名前や住所はダミーの個人情報生成サービスを利用しました。このペルソナにあうような人を、ユーザーインタビューの相手として探していきます。また、アイデアについて検討するときは、このペルソナになりきって考えていきます。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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