前の章で、顧客とその顧客が抱えている課題を見つけました。次は、この課題を解決するためのもっともよい方法を見つけていきます。もっともよい、とはつまり、課題を解決する方法はいくらでもあるということです。リーンキャンバスで解決策を考えましたが、もっといい方法があるはずです。
いくつもある解決策の中で、もっともよい方法をユーザーと対話しながら見つけていきましょう。
この章でやること
この章では、次の6つのステップをとおして解決策を見つけていきます。
- PEST分析で解決策のリスクやニーズを把握する
- フックモデルで課題を解決するシンプルな方法を定義する
- プロトタイプで解決策の画面を表現する
- 解決策についての仮説を整理する
- ユーザーインタビューで仮説を検証する
- インタビューの結果をもとに1〜4を更新する
6で更新することがなくなったらProblem Solution Fitは完了です。ここまでくれば、顧客とその顧客が抱えている課題、解決策が見つかります。これをもとにMVPの構築に入っていきます。それでは、まずPEST分析からはじめましょう。