1.解決したい課題を見つけよう

プロダクトマネジメント入門1. Founder/Customer Fitをめざそう

では、さっそくプロダクトをつくりはじめましょう。とはいったものの、なにからはじめればいいのでしょうか。そもそも、プロダクトとはなんなのでしょうか。

プロダクトとは、それを利用する人、つまりユーザの課題を解決するための道具です。たとえばGoogleは、ユーザがなにかを知りたいという課題を、検索エンジンという形で解決しています。

まず、ユーザのどんな課題を解決するのか。ここがプロダクトづくりのスタートになります。

ここでひとつ抑えておくべきポイントがあります。プロダクトは『ユーザの課題を解決するための道具』ですが、ただなにかを解決すればいいというわけではありません。解決する課題にとって重要なのは、あなたが心の底から解決したい、と切望する課題であることです。

たとえばあなたが本当に困っていること、あるいはあなたの家族や親友が本当に困っていることです。そういった課題をみつけて、プロダクトにします。

なぜ心から解決したいと思う課題でないといけないのでしょうか。それは、プロダクトづくりがとても長い道のりだからです。プロダクトをつくる上では、たくさんの困難が待ち受けています。そういったときの原動力になるのが、その課題を解決したいという強い気持ちです。

また、解決したいという強い気持ちは、人の心を動かします。プロダクトづくりは、長期的に見るとユーザや一緒につくる仲間が生まれます。こういった人たちの共感をうむことで、プロダクトがよりよい方向へと進んでいきます。

課題を解決したいという気持ちは、プロダクトづくりに重要な要素です。あなたが心から解決したいと思う課題をみつけてみましょう。

プロダクトとは『ユーザの課題を解決するための道具』のこと。解決したいと心から思う課題をみつけることが、プロダクトづくりの第一歩となります。

やってみよう

あなたのふだんの生活をふりかえってみて、なんとなく不満に思っていること、なんとかしたいと思っている問題を洗い出してみましょう。その中からひとつ、心の底から解決したいと思う課題を見つけましょう。

解決したい課題の見つけ方については、次の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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例: ユーザコミュニティ

このガイドでは、架空のプロダクトをもとに、ストーリー形式で例を示していきます。筆者が想定した架空のプロダクトではありますが、実際にユーザインタビューをしているので、よりリアリティのあるストーリーになっています。あなたのプロダクトづくりの参考になればと思います。

では、私が解決したい課題の話に移ります。

私が解決したい課題は、プロダクトの開発者にとって『自分のプロダクトをすきになってくれるユーザをふやして、コミュニケーションをとりたい』、ユーザにとって『すきなプロダクトをみつけて、応援したい気持ちを満たしたい』という課題です。

私はプロダクトづくりが趣味です。時間があれば、ひとりでプロダクトをつくっています。

プロダクトづくりで一番重要なのが、ユーザの声を聞くことです。「こういう課題を解決したい」と思っても、本当にユーザがその課題を抱えているかはわかりません。なので、ユーザと会話して、課題が本当に存在するのかを確かめる必要があります。

ただ、ここでひとつ問題があります。それはインタビューをするためのユーザがなかなか集まらないことです。

その課題を抱えていそうな人をTwitterで見つけて声をかけてみて、協力いただけることもあります。ただとても大変で、成果もなかなか出ません。

また、私はいろんなプロダクトを見るのがすきで、とくに『誰かがプロダクトをつくっているプロセス』を見るのがすきです。でも、つくっている人をみつける機会はあまりありません。Twitter経由で個人の開発者の方のツイートを見つけてフォローしたりしますが、なかなかそういった機会にめぐりあえません。

開発者の方は、開発プロセス以外のことを多く投稿していたりもします。開発のことだけをみて応援したい自分にとっては、フォローの継続にいたらないこともあります。

プロダクトのつくり手、ユーザどちらにも解決すべき課題があるな、と思いました。こういった経緯で、上で書いた課題を解決したい、と心から思うようになりました。

この課題を解決しようと、プロダクトづくりを決意しました。

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