このセクションについて

このガイドは、まだアイデアがない状態からスタートし、プロダクトが市場に受け入れられることをゴールとしています。このために、次の4つの問いに対する答えを、ひとつずつ検証しながら決めていきます。

  1. 誰の課題を解決するのか
  2. どんな課題を解決するのか
  3. どう解決するのか
  4. どう提供するのか

なぜこの手順で進めるのでしょうか?たとえば、ありがちな例として「こういうプロダクトをつくりたい」という話があります。このアイデアの切り口は、3の「どう解決するのか」から入ってしまっています。

つまり、このプロダクトはどんな課題を解決するのか、そもそもその課題を抱えている顧客が本当に存在しているのかがわかりません。失敗しないプロダクトをつくるためには、顧客や課題、解決策をひとつひとつ検証しながら前に進む必要があるのです。

この章でやること

この章ではFounder Customer Fitをめざします。解決したい課題はなにか、顧客は誰か。これらをリーンキャンバスで整理します。また、プロダクトが果たすべき使命であるミッションを定めます。Gumroadの創業者Sahil Lavingia氏は次のように述べています

誰もがProduct Market Fitについて話していますが、より重要なのはFounder Customer Fitです

誰の課題を解決したいかは、プロダクトのすべてのはじまりです。ここがゆらぐと、以降のステップすべてが脆いものになってしまいます。それでは、さっそくはじめましょう!

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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