ここからは、技術ブログをより読んでもらうには、あるいは収入を得るにはどうすればいいかを学んでいきます。これらの内容に興味のある場合のみ読み進めてください。まずは、記事をより多くの人に読んでもらう方法、つまりSEO対策について学びます。
技術ブログは、その性質から流入経路はGoogleなどの検索エンジンが中心になります。つまり、検索エンジンで上位に表示されるようにすること、また表示されたときに読者の興味をひくこと、この2つが重要になります。具体的には、記事を書くときに次の3つを行います。
- キーワードを選ぶ
- タイトルを決める
- 本文を書く
まずは何よりキーワードを選びます。キーワードとは、どのような用語についての記事を書くか、ということになります。どのような用語で検索したユーザーに記事を読んでもらうのかを決めます。
キーワード選びで重要なのは、より多くの人が検索する用語であることと、競合となるブログが少ない用語であること。この2つを満たすことで、アクセス数をふやすことにつながります。ここで使うツールは次の2つになります。
ツール名 | 概要 | |
---|---|---|
1 | ラッコキーワード | 一緒に検索されるキーワードなどが分かる |
2 | キーワードプランナー | キーワードの検索数が分かる |
例えば、あなたがRuby on Railsのルーティングについての記事を書きたいとします。このとき、ラッコキーワードで「rails ルーティング」と入力してみます。すると、次のようなキーワードの候補が表示されます。
- rails ルーティング 書き方
- rails ルーティング ネスト
- rails ルーティング 確認
これらのキーワードは、ユーザーがよく検索している用語、つまり悩んでいる人が多いキーワードということになります。このキーワードを元に記事を書くことで、よりたくさんの人に読んでもらえる記事になります。
またキーワードプランナーでは、キーワードから想定される検索数を調べることができます。例えば「rails ルーティング 書き方」というキーワードだと、月間の想定検索数は100〜1,000回となっています。この数字を元に、記事を書くかどうかを決めてみてください。検索数が少ないと、いい記事を書いても読まれることは少ないです。
キーワードを決めたら、あとはこのキーワードをタイトルや本文の中に用います。キーワードとの関連が強い記事ほど、検索結果で上位に表示されるようになります。ただ、やみくもにキーワードを含めるとスパムとして扱われるかもしれませんので、あくまで読者に分かりやすいように用いることが重要です。
以上のことに気をつけて書けば、アクセス数をふやすことができます。ただ、SEO対策の結果が出るのは早くて3ヶ月、長くて1年くらいかかります。短期的なアクセス数は気にせず、まずは記事をたくさん書いてみてください。
技術ブログのSEO対策について詳しくは、技術ブログのSEO対策をご覧ください。
記事をたくさん読んでもらう方法については以上になります。次に、技術ブログを通して収入を得る方法について学んでいきます。