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【技術ブログ】SEO対策の基本3つ!たくさんの人に読まれるコツとは

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技術ブログを書いているけど、アクセス数がふえずに悩んではいないでしょうか。SEO対策をすればいいということは分かっているかもしれませんが、その具体的な方法を実践できていないかもしれません。

技術ブログは、その性質上Googleなどの検索エンジンからのアクセスがほとんどになります。つまり、検索エンジンに表示やすくされること=SEO対策が大切になります。

私は2012年に働き始め、業務でウェブサービスやブログのSEO対策を実践してきました。この経験を元に、この記事ではSEO対策とは何か、基本知識などについて解説します。この記事を読むことで、セルフブランディングの向上につながったり、モチベーションが高まればうれしいです。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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SEO対策とは何か

SEO対策とは、「SEOとは?成功させるために知っておきたいポイントを徹底解説」によると、次のように定義されています。

検索ユーザーに良質なコンテンツや体験を提供し、結果的にGoogleからの評価も得るための施策

つまり、検索によるアクセス数をふやすための取り組みのことをいいます。SEO対策をすることでGoogleからの評価が高まり、ユーザーが検索をしたときにより上位に表示されるようになります。結果としてアクセス数がふえます。技術ブログをたくさんの人に読んでほしいなら、やっておきたい対策です。

SEO対策の基本3つ

SEO対策の基本はコンテンツSEOです。これは、簡単にいうと検索ユーザーのことを考えてコンテンツを作ることです。「【完全版】コンテンツSEOとは|本当にSEOに強いブログや記事の書き方」では、コンテンツSEOについて次のように説明しています。

コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供する記事系のコンテンツを作成し、SEOの評価を高める手法です

具体的には、コンテンツSEOを行うには次の3つのことを実践します。

  1. キーワードを選ぶ
  2. タイトルを作る
  3. 本文にキーワードを入れる

ひとつずつ見ていきます。

1. キーワードを選ぶ

検索ユーザーは、悩みがあるときにキーワードを入力して検索します。たとえば「rails ルーティング」などです。ユーザーがどんなことに悩んでいるかを想像しつつキーワードを選んで、ユーザーの悩みを解決するような記事を書くことが、コンテンツSEOにとって大切なことです。

SEO対策は、どのキーワードについて書くかがすべてです。記事を書くときは、まずどんなキーワードについて書くかを決めましょう。

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ツール①:ラッコキーワード

このキーワードを選ぶときは、ラッコキーワードというツールが役に立ちます。これはユーザーの検索キーワードを調査するための道具です。たとえば、「rails ルーティング」で調べてみると、次のような調査結果が表示されます。

ユーザーの検索キーワードを調査するツールです

この結果を見てみると、「rails ルーティング」に関して「書き方」や「ネスト」について悩んでいるユーザーがいることがわかります。ここで表示されるキーワードをもとに記事を書いていくと、ユーザーに価値を提供できる記事になります。

ツール②:キーワードプランナー

他にも、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べることができます。これはGoogle公式のツールで、指定したキーワードで月にどれくらいユーザー検索が期待できるかを教えてくれます。たとえば、同じく「rails ルーティング」で調べてみると、次のような図になります。

キーワードの検索ボリュームを調査するツールです

「rails ルーティング 書き方」では月に100〜1,000回のユーザー検索が期待できるという結果が出ました。つまり、このキーワードで記事を作ると、100〜1,000件のユーザー検索が行われ、そのうち何人かがあなたの記事を読んでくれることになります。

キーワードプランナーの使い方は「【2020年最新版】Googleキーワードプランナーの使い方入門!注意点も解説」に詳しいです。

競合相手をチェックする

キーワードを決めたら、試しにGoogleで検索してみてください。検索結果の上位に表示されている記事が、あなたの記事の競合相手です。その記事に勝てそうなら書き、厳しそうなら別のキーワードを検討するといいです。あなたが書きたいことを前提に、この2つのツールをうまく活用してキーワードを決めていきましょう。

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2. タイトルを作る

キーワードを決めたら、次はタイトルを作ります。タイトルについて、押さえるべきポイントは次の3つです。

  1. キーワードを含める
  2. 左側にキーワードを入れる
  3. 33字以内にする

ユーザーが検索するときの検索結果は、タイトルにキーワードが含まれているかどうかが大きな要素になります。タイトルにはキーワードを必ず入れるようにしましょう。また、キーワードをタイトルの左側に入れることが大切です。この方がクリック率が高まるからです。

たとえば、「rails ルーティング 書き方」の場合、タイトルとして次のような候補が考えられます。

  • Railsのルーティングの書き方。例をもとに解説します
  • 例をもとに解説します。Railsのルーティングの書き方

この2つなら、前者の方がいいです。なぜなら検索結果ではキーワードが太字でハイライトされますが、画面の左側に太字があった方がユーザーに認識されやすいからです。あと、タイトルは33字以内にします。これは34字以上だと検索結果でタイトルが「…」で省略されてしまうからです。

タイトルで伝えたいことは、すべて表示した方がユーザーにとっていい体験といえます。タイトルの作り方については、「SEOに強いタイトルを付けるための7つのコツ」という記事に詳しいです。あわせてご覧ください。

3. 本文にキーワードを入れる

本文がキーワードとどれくらい強く関連しているかも、検索結果に影響します。とくに、次の2つにキーワードを入れることが大切です。

  • 見出し(h2やh3タグなど)
  • 文章

ここにキーワードを入れていきます。注意点として、狙ったキーワードだけを使い、同義語・略語は使わないようにします。

たとえば、「rails ルーティング 書き方」というキーワードを設定しているときに、ルーティングを「routing」と表記したり、書き方を「実装方法」や「記述方法」と言い換えたり、です。表記が揺れると、狙ったキーワードでの順位が落ちてしまう可能性があります。選んだキーワードで統一するようにしましょう。

もちろん、この目的はコンテンツSEO、つまり検索ユーザーの体験をよくすることです。「ルーティング」で検索したユーザーは、この用語が記事中に使われていることを期待して読みます。別の言葉を使うと、ユーザーが混乱してしまうかもしれません。

また、むやみにキーワードを文章に散りばめてもいけません。これはGoogleからのペナルティの対象になってしまいます。あくまで検索ユーザーの体験をよくする目的で、わかりやすい記述になるよう心がけましょう。

大切なのは検索ユーザーの体験

繰り返しになりますが、大切なのは検索ユーザーの体験をよくすることです。インターネットに転がっている小手先のSEOテクニックを詰め込むのではなく、「どうすれば検索ユーザーが悩みを解決できるのか?」を意識して記事を作ることが大切です。

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関連する悩み

アクセス数がふえるまでの期間は?

ここで書いたSEO対策を実践したとして、すぐにアクセス数がふえるわけではありません。どれくらい時間がかかるのかは根拠となる公式発表もないので正確にはいえませんが、一般的に早くて3ヶ月、長くて1年だといわれています。

SEO対策の効果が出るまでの期間ってどのくらい?」でも、次のような記述があります。

SEO対策の効果が出はじめるまでは最短でも3~6ヶ月かかる

私も本ブログで記事を書いたり、書いた記事をSEO対策にあわせてリライトしたりしますが、結果が出るのにだいたい3ヶ月かかっています。3ヶ月という期間はひとつの目安になります。

アクセス数が気になりすぎる

気をつけないといけないのは、技術ブログを運営する目的を忘れないことです。本来の目的は、知識の定着・セルフブランディングなど、きっとアクセス数以外の目的があると思います。

技術ブログを書いても、すぐにはアクセス数はふえません。アクセス数を気にしすぎるのではなく、アウトプットを継続することを第一にしましょう。これについては、「技術ブログを書くメリット」で詳しく解説しています。

SEO対策に適しているブログはどこか

いくらSEO対策に気をつけても、書いている場所によっては限界があります。例えば検索結果の順位にはブログの表示速度が重要な指標のひとつですが、無料のブログサービスは表示が遅いところがほとんどです。また、ブログを自作すると、コンテンツ以外のSEO、内部SEOや外部SEOが適切でなかったりします。

SEO対策に適しているブログに、WordPressがあります。WordPressは、サーバーによっては高速に表示されますし、テーマやプラグインを入れればSEO対策がしっかりできます。記事以外のところでもSEO対策に力を入れたかったら、「技術ブログはWordPressがいい理由」が参考になります。

おわりに

SEO対策は、検索ユーザーの体験をよくするための取り組みです。キーワードを選び、タイトルと本文の作り方を気をつけることで、長期的にみてアクセス数をふやすことができます。記事を書いても、結果が出るのは3ヶ月以上先のことです。アクセス数を気にせず、アウトプットや学習に時間を使っていきましょう。

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著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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