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エンジニアがブログでアウトプットをすることの重要性

エンジニアの方や、プログラミングを学んでいる方なら、一度は「ブログでアウトプットをした方がいいのかな?」と悩んだことはないでしょうか。なんとなく重要そうな気はしますが、その具体的な理由は思いつかないかもしれません。

私は2013年から技術ブログを書いてきましたが、アウトプットはやるべきだと考えています。この理由や、どのような考え方でアウトプットをすればいいか?などについて、この記事で解説します。

この記事を読むことで、エンジニアとしてのアウトプットに対する考え方が分かり、エンジニアとして成長するための準備ができればうれしいです。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。プログラミング教室を作るのが目標です🚀 共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。

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アウトプットとは何か

はじめに、この記事におけるアウトプットの定義について説明します。アウトプットとは、技術ブログなどのウェブページ上に、技術情報を継続的に公開することをいいます。

技術ブログについては、本ブログの記事「技術ブログとは何か」の中で、次のように定義しました。

エンジニアが技術情報を発信することを主な目的としたブログ

これは例えば、プログラミングをしているときに起きたエラーとその解決策を書いたブログなどが、技術ブログだといえます。今お読みいただいている本ブログも、技術ブログのひとつです。

このようにブログ上に継続的に記事を公開していくことが、アウトプットのひとつとなります。

エンジニアがアウトプットをすることの重要性

エンジニアの方や、プログラミングを学んでいる方がアウトプットをすべき主な理由は、エンジニアとして大きく成長できるためです。特にプログラミング初学者の方に効果が大きいと考えています。

エンジニアが技術ブログを書くメリットについては、「技術ブログを書くメリット」の中で説明しました。この記事の中で、技術ブログを書くことによる次の2つのメリットを示しました。

  • 知識が定着する
  • 将来の自分の役に立つ

これはどういうことでしょうか。そもそもアウトプットをするには、文章として情報を整理する必要があります。また、記事を公開した後で、記事を参照することもあります。このような過程で、技術を自分の知識として定着させることができます。

知識としての定着、つまりエンジニアとしての成長につながることが、アウトプットをすべき主な理由になります。

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アウトプットに対する考え方

アウトプットをするとして、具体的にどのように記事を書いていけばいいのでしょうか。これには、人によっていろいろなやり方があると思います。書きたいことを書く、というのも、もちろんひとつの方法です。

もし何を書いていいかが分からないときは、次の4つの手順が役に立ちます。

  1. なりたい姿を決める
  2. 必要な技術を洗い出す
  3. 学ぶ
  4. ブログを書く

この4つの手順について、ひとつずつ簡単に説明します。

具体例

4つの手順の具体的な例については、後述する「筆者の事例」で紹介します。

① なりたい姿を決める

まずはじめに、あなたのなりたい姿を決めます。なりたい姿というのは、あなたがエンジニアとしてどう成長したいか、という目標になります。

なりたい姿の例としては、ウェブエンジニアやアプリエンジニアなどがあります。あるいはRuby on RailsやNext.jsのような、特定の言語、フレームワークの専門家なども考えられます。

まずはじめに、あなたがどのようになりたいかを決めてみてください。

② 必要な技術を洗い出す

なりたい姿を決めたら、次に、その目標を達成するために、身につけるべき技術を洗い出します。例えば「Ruby on Railsが専門のウェブエンジニアになる」という目標について考えると、次のような技術が必要になります。

  • RubyやRuby on Rails
  • HTMLやCSS、JavaScript
  • Gitやコマンドライン、インフラ、データベース

洗い出しについては、今のあなたが思いつく限りで問題ありません。学んでいく過程で、必要な技術が見つかったりしますが、そのときに追加すればいいです。

また、Rubyの中でも、文法やデザインパターンなど、深掘ろうと思うといくらでも洗い出すことができます。どの粒度にするかは自由ですが、特に身につけたい技術については、より詳細に洗い出してみてください。

③ 学ぶ

なりたい姿になるための必要な技術を洗い出したら、その技術について学んでいきます。例えば技術書を読んだり、個人開発をしたりして身につけます。プログラミングスクールに通っているならそこで学んだり、あるいはエンジニアとして働いているなら、業務を通しても学ぶ機会があると思います。

なりたい姿になるために必要な技術を頭に入れておくことで、自然とアンテナが張られて、より実践の機会が多くなるという効果があります。

④ ブログを書く

最後に、学んだことを技術ブログにアウトプットします。何を書くか?については、学んだことならなんでもいいです。例えば「Rubyでファイルを読み込む方法」のように、すでに誰かが書いていることでも問題ありません。まずは自分用のメモだと思って書いてみてください。

はじめはちゃんと書けるか不安かもしれませんが、とりあえず書くことが重要です。仮に内容に問題があっても、心配ありません。後からいくらでも書き直すことができます。

以上の4つの手順を繰り返すことで、エンジニアとして成長していくことができます。ぜひ試してみてください。

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筆者の事例

以上がエンジニアのアウトプットに対する考え方となります。説明だけだと分かりづらいと思うので、参考までに、私の経験談を2つ書いてみます。よかったら参考にしてみてください。

① テクニカルライターになったとき

私は2021年からテクニカルライターとして働いています。エンジニアからの転向でした。エンジニアになる前から技術ブログを書いていて、技術的な文章を書く下地はありましたが、テクニカルライターとしては完全に初学者でした。

このとき、テクニカルライティングの技術を身につけるために、なりたい姿を「リードテクニカルライター」と決めました。つまり、チームをリードできるくらいの技術を身につける、という目標です。

リードテクニカルライターになるために、技術記事の書き方や推敲、レビューの方法、またテクニカルライターの業務フローなどを理解することが必要だと考えました。この上で、自分の考えを整理してみたり、本を読んだり、また業務を通してこれらを学びました。

この結果として書いた記事が、本ブログの「テクニカルライティング」タグにある記事になります。このようにして、テクニカルライティングの技術を身につけました。

もちろんまだまだ勉強中の身で、記事の内容も完璧とは言えないかもしれません。ただ「より成長したときに書き直す」という前提で、どんどん記事を公開しました。結果として、今は少なくともテクニカルライターになったときよりは、大きく成長できていると感じています。

② エンジニアになったとき

テクニカルライターになる前、私はエンジニアとして働いていました。このエンジニアになったときの話を書いてみます。私は情報系の学校を卒業したものの、エンジニアとしては初学者でした。このとき、なりたい姿を「ウェブエンジニア」と決めました。その中でも、特にRuby on Railsを専門にすることにしました。

これも同じように、ウェブエンジニアになるために必要な技術を洗い出しました。つまり、RubyやRuby on Rails、Git、データベース、サーバーの他、ChefやServerspecのようなインフラに関する技術も必要だと考えました。

当時は無職だったので、これらの技術を身につけるために、自分で学びました。学び方としては、とにかくたくさんのウェブサービスやライブラリを個人で開発しました。開発したものはほとんど利用されませんでしたが、技術を身につけることはできました。

また、学んだことを技術ブログにアウトプットしました。これもとても完全な内容とは言えませんでしたが、文章を書くことで、自分の能力として少しずつ身についていきました。その結果として、エンジニアとして初めての就職をすることができました。

まとめ

エンジニアの、特に初学者の方にとって、大きく成長するためにも技術ブログでのアウトプットは重要だと言えます。

そのためには、まずなりたい姿を決めて、必要な技術を洗い出し、学び、そしてブログに書くことが重要です。ブログの始め方については、次の記事を参考にしてみてください。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。プログラミング教室を作るのが目標です🚀 共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。

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技術ブログの始め方を、たくさんの画像で分かりやすく解説しました。これまでブログをやったことがない人でも、エンジニアにとって重要なブログを今日から始められます。