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WordPressのサーバーにおすすめの3つを比較します【技術ブログ】

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技術ブログをWordPressで作ろうと思ったとき、サーバーはどこがいいのか悩むことはないでしょうか。たくさんの候補があるので、ひとつに決めるのは難しいかもしれません。

私は2013年に技術ブログを開設し、またウェブ制作の業務やプライベートでもWordPressを運用してきました。その際に、サーバーもいろんなところを採用しました。

この経験を元に、この記事ではWordPressのサーバーを選ぶときの基準、サーバーの比較、また各サーバーについて解説します。選ぶべきサーバーが分かるので、納得してブログを始められると思います。

なお、おすすめのサーバーですぐにブログを始めたいときは、次の記事で始め方を詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

WordPressのサーバーを選ぶときの基準

WordPressでブログを始めるときに、サーバーが満たしておきたい基準には次の10項目があります。

  1. ブログの表示速度が早いこと
  2. サーバーが安定して稼働すること
  3. 運営会社としての信頼性があること
  4. セキュリティ対策がされていること
  5. 管理画面が使いやすいこと
  6. バックアップが取れること
  7. WordPressの管理がしやすいこと
  8. サポート体制がよいこと
  9. 料金が安いこと
  10. 試用期間があること

WordPressで作ったブログは、サーバーによって表示速度が大きく変わってきます。この判断基準はシンプルで、サーバー用のソフトウェアにLiteSpeedを使っているかどうかを見ます。

よく落ちるサーバーもあるので、安定性も基準のひとつになります。サービス品質保証(SLA)があると安心です。サービス自体が終了しないかも心配なので、会社としての歴史・実績も見ておきたいです。

またWordPress特有の問題として、管理画面に対する海外からの不正アクセスといった攻撃があります。この対策がしっかりなされているサーバーを選びたいです。

WordPressのサーバーには選ぶ基準がある

バックアップももちろん必要です。ただバックアップは無料だけどデータをもらうのは有料というサーバーもあるので、注意したいです。WordPressを運用するなら、自動でインストールできる機能があるサーバーを選びたいところです。中にはテーマやプラグインも自動でインストールしてくれるサーバーもあります。

サポートについては、あまり活用する機会はないかもしれません。ただ、ユーザーと向き合ってくれる会社かどうかを判断する基準になります。あとは何より料金の安さです。試用期間があるのか、どれくらい無料で使えるのか。中には返金手数料が必要だったりするので注意が必要になります。

WordPressのサーバーにおすすめの3つ

上で書いた条件を元に、代表的なサーバーをすべて試しました。私が実際にWordPressを運用してきた経験もふまえて、次の3つを選びました。この3つであれば、まず失敗することはないと考えています。表で比較した上で、ひとつひとつについて書いていきます。

サーバーロリポップConoHa WINGColorfulBox
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★☆
料金550円〜/月828円〜/月968円〜/月
プランハイスピードWINGパック・ベーシックBOX2
初期費用無料無料無料
ウェブサーバーLiteSpeedApache+nginxLiteSpeed
転送料900GB/日27TB/月18TB/月
ディスク容量320GB300GB300GB
無料SSL
無料ドメイン×
セキュリティ
管理画面
バックアップ
WordPress管理
サポート体制
運営会社GMOペパボGMOインターネットカラフルラボ
運営開始2001年2013年2018年
プラン変更上位プランにのみ可
試用期間10日間なし(初月無料)30日間
公式サイトロリポップConoHa WINGColorfulBox

他のブログ等でこの3つ以外のサーバーが紹介されていたりしますが、運営会社の信頼性などの面で前述した基準を満たさないところがあり、除外しています。この3つのサーバーがいい根拠を次に書いていきます。あえてどれかひとつを選ぶのであれば、私はConoHa WINGを選びます。

公式サイトを確認してください

この記事の内容は随時アップデートしていますが、最新でない可能性があります。必ず公式サイトを確認するようにしてください。

① ロリポップ

ロリポップはウェブサーバーにLiteSpeedを採用していて、ブログが高速に表示されるだけでなく高負荷時でも安定しています。加えてアクセラレータという機能があって、アクセスが集中しても高速に表示されます。WordPressでは24倍のパフォーマンスという数値です。

また海外アタックガードという機能で管理画面への海外からの攻撃を防ぎます。ファイアウォールでもXSSやSQLインジェクションを防いでくれるので安心です。信頼性については抜群で、サービスとして19年の歴史があり、今この瞬間も200万ものサイトが運用されています。

コスパが最高なサーバー。これを選べば失敗しません

WordPress関連の機能としては簡単インストールがあり、ボタンをクリックするだけでWordPressをインストールできます。24時間365日のメールサポートがあり、チャット・電話も対応可能。マニュアルやFAQも充実しています。

欠点としては、バックアップ自体は自動でとってくれますが、データをもらうときに手数料がかかってしまいます。ただ復旧作業はめったにやることではないので、この点を許容できるのであれば最適なサーバーといえます。

選ぶべきプランはハイスピードプランで、これより下位のプランはウェブサーバーがLiteSpeedではありません。料金も550円〜/月と、コストパフォーマンスは最高です。試用期間もクレジットカード不要で10日間あるので、しっかり試せます。

ロリポップに申し込む
無料で10日間試せます
別記事で詳しく解説しています

ロリポップについては「ロリポップでWordPressを始める手順」で申し込みからWordPress設置までを画像17枚で解説していますので、参考にしてください。

② ConoHa WING

ConoHa WINGはウェブサーバーはApache+nginxですが、PHPの実行環境としてLiteSpeed LSAPIを採用していて、独自のキャッシュ機構も導入しています。高性能のサーバー・ストレージを採用していて、サーバー処理速度で国内No.1をうたっています。

サービス品質保証(SLA)として月間稼働率99.99%以上と定めていることもあり、安定面では信頼できます。セキュリティについてはSiteGuardというファイアウォールを管理画面から導入でき、各種攻撃を防ぐことができます。

最高品質のサーバー。WordPress連携も充実

ConoHa WINGの強みのひとつはWordPress関連の機能で、WordPressかんたんセットアップがあります。これはWordPressの自動インストールはもちろん独自ドメインを取得・設定でき、あわせてテーマやプラグインまでインストールできます。

独自ドメインについては無料で2つまで取得できるので、料金面を考えてもお得です。バックアップも自動で1日1回行ってくれて、過去14日分をダウンロードできるので安心です。

欠点としては試用期間がなく初月無料なので、気軽に試すというのができません。またロリポップに比べてやや高いです。ただその分だけ品質が高いので、十分選択肢としてはありです。プランはWINGパック・ベーシックがいいです。828円〜/月で初月無料、初期費用なしです。

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初月無料・初期費用もかかりません

ConoHa WINGを用いてブログを始めるなら、次の記事が役に立つと思います。画像をたくさん使って、申し込みからWordPressのインストールまでを詳しく解説しています。

③ ColorfulBox

ColorfulBoxはサーバーがLiteSpeedで、LiteSpeedキャッシュやHTTP/3などの高速化技術にも対応しています。サーバーにはめずらしくCPU・メモリの数値を公表していて、速度に対するこだわりが感じられます。

セキュリティ面ではImunify360というソフトを導入していて、ファイアウォールやマルウェア・改ざんの検知、改ざんの事前防止といった対策が充実しています。過去14日分の自動バックアップに加えて、バックアップ先をサーバーとは別の地域に設定できます。災害などのリスクに対処できるので、より安全です。

後発だけど充実、30日間の試用期間あり

管理画面もcPanelという有名な管理画面を導入しているので使いやすいです。この管理画面上からWordPressを自動でインストールできます。サポートもライブチャット・電話・メールすべてに対応していて安心です。

欠点としてはロリポップとConoHa WINGに比べて歴史が浅いです。ただ後発ならではの強みがあり、公式サイトを見てもわかりますが信頼性は問題ありません。

プランについてはBOX2が最適で、4vCPU・メモリ6GBで968円〜/月です。下位のプランBOX1でも問題なく、こちらは528円〜/月です。プランはいつでも変更できるので、まずBOX1にしつつ、あとでBOX2にするというやり方もありですね。お試し期間が30日間と長いです。試用期間中に本契約をしても試用期間の終了後からの契約開始になるので安心です。

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無料で30日間試せます

まとめ:WordPressにおすすめのサーバー

長くなったので、前述した表を再掲します。この3つであればどこを選んでも失敗しないと思うので、あとは公式サイトを見てよさそうなところに決めればいいです。

サーバーロリポップConoHa WINGColorfulBox
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★☆
料金550円〜/月828円〜/月968円〜/月
プランハイスピードWINGパック・ベーシックBOX2
初期費用無料無料無料
ウェブサーバーLiteSpeedApache+nginxLiteSpeed
転送料900GB/日27TB/月18TB/月
ディスク容量320GB300GB300GB
無料SSL
無料ドメイン×
セキュリティ
管理画面
バックアップ
WordPress管理
サポート体制
運営会社GMOペパボGMOインターネットカラフルラボ
運営開始2001年2013年2018年
プラン変更上位プランにのみ可
試用期間10日間なし(初月無料)30日間
公式サイトロリポップConoHa WINGColorfulBox

関連してよくある質問

独自ドメインはどこで取得すればいい?

独自ドメインの取得については、お名前.comムームードメインのどちらかであれば間違いありません。ロリポップConoHa WINGなら無料で取得できます。

テーマもインストールしたい

WordPressのテーマについては「WordPressにおすすめのテーマ」で解説しています。ConoHa WINGならテーマを自動でインストールする機能があり、かつ有名なテーマも割安で買えます。

WordPressで本当にいいのか分からない

技術ブログを作る方法としては、WordPressの他にもはてなブログなどのブログサービスやJekyllなどのジェネレーターもあります。自作するという選択肢もあります。ただ結論としてはWordPressがいいです。この根拠については「技術ブログはWordPressがいい理由」で解説しています。

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Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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