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エンジニアの副業におすすめの方法を7つ解説します【経験談】

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副業を始めたいんだけど、どんな副業がいいか悩んでいるかもしれません。結論からいうと、副業は「技術ブログ」と「個人開発」の2つがおすすめです。

私はこれまで副業として、受託開発や技術顧問のほか、技術書の執筆、プログラミング初学者向けのメンターなど、たくさんの方法を実践してきました。一方で、副業のやりすぎで本業に支障を出してしまうなどの失敗もしてきました。

この記事では、エンジニアにとっての副業とはなにか、やるべき基準とはなにかを書いた上で、おすすめの副業を7つ紹介します。その中でとくにおすすめな技術ブログと個人開発について解説します。

この記事の対象となる読者の方

この記事は、プログラミングを学習中の方、エンジニアの方など、技術に関わる方に広く参考になればと思い書いています。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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エンジニアにとっての副業とは

副業とは、「dジョブ スマホワークの記事」によると、次のように定義されています。つまり「本業以外で収入を得る仕事のこと」です。

本業のかたわら副収入を得るために行う本業以外の就労全般

わかりやすいのは業務委託で、たとえば週に1〜2日だけ開発に携わる、といったようなものがあります。この業務委託での副業は、主に案件の仲介会社などが力を入れてPRしています。

ただ、私は副業として業務委託で開発を受けることはおすすめしていません。この理由を次に説明します。

エンジニアが副業をする上での条件

収入を得られるのであれば、どんな副業でもいいのでしょうか。私は、副業には条件を設定すべきだと強く思っています。具体的には、次のような条件を設定します。

  1. 非労働集約的であること
  2. 市場価値を高められること
  3. 自分のペースで働けること

非労働集約的とは、かんたんにいうと時間給ではないことです。副業は時間が限られているので、働く時間によらず収入が発生する方法がいいです。また、副業はあくまで副業で、仕事の中心となるのは本業です。本業につながるためのスキルやブランディングといった市場価値を高めることも、副業の大切な条件です。

なにより大切なのは、自分のペースで働けることです。業務委託での開発は、自分で働き方をコントロールしづらく、これが本業に影響を及ぼしてしまうことがあります。副業を始めるときは、上記を参考に自分なりの条件を設定できるといいです。

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エンジニアの副業におすすめの方法

副業をする上での条件を前述しました。これをふまえて、私がおすすめする副業は次のとおりです。

順番副業おすすめ度概要
1技術ブログ★★★★★技術記事を書き、収益化をはかる
2個人開発★★★★★ウェブサービスやアプリを開発・運営する
3メンタリング★★★★☆初学者のメンターをする
4電子書籍販売★★★☆☆技術情報を本にしてAmazonなどで販売する
5動画教材制作★★☆☆☆動画教材を作りUdemyなどで販売する
6コンテンツ販売★★☆☆☆技術情報をZennなどで販売する
7スポンサー★★☆☆☆支援者から金銭的な支援をもらう

上記について、ひとつひとつ見ていきます。

1. 技術ブログ

技術ブログは「技術情報を記事としてまとめて公開するウェブサイト」のことです。本サイトも技術ブログのひとつです。技術ブログは、知識の定着やブランディングになります。技術書のレビューといった収益化用のコンテンツを書くことで、収入を生み出すこともできます。

技術ブログのいいところは、知識の定着といったメリットのほか、記事を書けば努力次第で継続的な収入を作れることと、放置しても収入が生まれるところです。これについては「技術ブログを始めるメリット」でも書いていますので、あわせてお読みください。また、始め方は次の記事が参考になります。

2. 個人開発

個人開発は、ウェブサービスやモバイルアプリなどを作って運用することです。収益源としては、広告や継続課金などがあります。個人開発は収入につながるかどうかは不確実な要素が大きいです。ただ、これも努力次第で確率を高めることは十分できます。

また、個人開発をとおして得たスキルは、本業にも大きく役立ちます。個人開発はインフラやバックエンド、フロントエンド、またプロダクトマネジメントのスキルも身につきます。

「なにかを作ってリリース・運用した」という事実は、市場価値を高めることにもつながります。たとえば転職面接で評価されるポイントになります。収入とスキル、実績を作れるという意味で、個人開発はエンジニアにとっておすすめの副業のひとつです。

3. メンタリング

メンタリングとは、初学者のメンターとして技術的なことやキャリアについてなどのアドバイスを行う仕事です。たとえばMENTAのようなサービスで募集するといいです。

メンタリングは、教える相手がいるので自分のペースは完全にはコントロールできません。ただ、誰でも簡単に始められ、収入も計算できるというメリットがあります。なにより、直接的に人の役に立っていることを感じることができるので、やりがいがあるといえます。

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4. 電子書籍制作

技術情報を本にまとめて販売するやり方も、副業のひとつです。AmazonBoothなどで売っている方もよく見かけます。

電子書籍のいいところは、技術ブログや個人開発といった他の副業との相性がいいところです。技術ブログの内容や個人開発で得た知見を本としてまとめることで、知識の定着や収入、ブランディングにつながります。

5. 動画教材制作

他にも動画教材を作って販売するやり方もあります。たとえばUdemyなどで販売できます。Udemyだと自分の動画教材を自分で販売すると、売り上げの97%を得ることができます。

動画教材を作るのは文章を書くより時間がかかりますし、動画編集の技術や伝え方の準備など、コストが大きくなります。ただ、もし作れるのであれば、挑戦することで収入につなげることができます。知識の整理にもなりますし、ブランディングにもつながります。

6. コンテンツ制作

これは動画教材や電子書籍と似ていますが、技術記事を単体で販売するやり方です。プラットフォームだとZennが読みやすいのでいいと思っています。

単価が小さく、販売数もあまり想定できないので、まとまったお金を作るのは難しいかもしれません。ただ、もっとも敷居が低く、内容によっては成果も出るので、まずはここから始めてみるのもいいかもしれません。

7. スポンサー

最後はスポンサーについてもらう方法です。副業とはいえないかもしれませんが、収入を得るという意味でリストにふくめました。プラットフォームとしてはGitHub SponsorsPatreonが有名です。

スポンサーはOSS活動などで著名な実績を残している場合などにしか効果はないかもしれません。ただ、たとえば「副業のことは考えずにOSS活動に専念したい、でも収入はほしい」というケースで有効な方法です。

副業は技術ブログと個人開発がおすすめ

ということで、エンジニアにおすすめの副業をリストでまとめました。表でおすすめ度という形で表しましたが、私は副業として技術ブログと個人開発の2つがいいと思っています。この2つは、前述した副業の条件である次のことを満たしています。

  1. 非労働集約的であること
  2. 市場価値を高められること
  3. 自分のペースで働けること

まとめると、本業でエンジニアとして仕事をしつつ、副業で技術ブログを書いたり個人開発をします。本業や個人開発で得たことを技術ブログに書くことで、知識が定着し、ブランディングになります。

結果として本業や個人開発の質が高まり、全体的に収入をベースアップできます。技術ブログ自体からも収入が生まれます。技術ブログ×個人開発、これが長くいろんな副業をやってきた私の結論です。ぜひ参考にしてみてください。

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よくある質問

副業としての技術顧問はどうなのか

技術顧問は企業に対する技術的な支援を行う仕事ですが、本業と同じストレスをかけてやらないと、なかなか成果が出ません。上記副業の条件を満たさないため、個人的にはおすすめできません。

私は技術顧問の仕事をするときもありますが、本業という気持ちで引き受けます。このときは本業を時短勤務にするなど、働きやすい環境を作るようにしています。

オンラインサロンはどうなのか

オンラインサロンは、すでにブランディングできている方でないと難しいと思います。また、サロン運営の知識も必要になりますが、これは本業とあまり関係のない知識なので、積極的にやりたい仕事とはいえません。

また、ブランディングを毀損する可能性もあります。コミュニティ運営が得意だ、という方は挑戦してみてもいいかもしれません。私にはちょっと難しそうです。

私の副業体験談

参考までに、私の副業についての体験談を書いてみます。私は2014年からエンジニアとして活動を始めました。会社員として開発に携わりつつ、副業でも業務委託でウェブサービスの開発をしていました。このころの収入は高かったです。

一方で、副業でのストレスが大きく、これが本業に支障を出すことがよくありました。今考えると本当に申し訳ないです。以降、まとまった時間が必要な、自分のペースでできない業務委託はほとんど受けていません。

業務委託以外の副業としては、技術書の執筆があります。「現場で使えるRuby on Rails 5」という本で、当時在籍していた会社の同僚と書きました。これは機会に恵まれたからできたことであって、自分一人でやろうとしても難しいです。

また本の執筆は収入という意味ではあまり期待できませんが、ブランディングという面では大きなメリットになります。近年は、上でも書いたとおり技術ブログと個人開発を副業としています。技術ブログは本サイトのことです。どちらも収入を作れています。

本業が忙しいときは副業はせず、できるときだけやっています。それでいて知識の定着やブランディング、収入などのメリットがあります。今のところの最適解です。

まとめ

エンジニアの副業におすすめの方法を紹介しました。その中でも技術ブログと個人開発の組み合わせはとてもおすすめです。ぜひ始めてみてください。私が本サイトで実践している技術ブログの収益化については次の記事で公開していますので、あわせてご覧ください。

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Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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