こんにちは、ぜに(@zenizh)です。これまで技術ブログをはてなブログやZennといったサービスの他、JekyllやHugoのような静的サイトジェネレーター、WordPress、またブログシステムを自作することで運営してきました。
技術ブログを始めたいんだけど、どこで書くのがいいんだろう。
という悩みをもっていないでしょうか。この悩みに対する結論は〈WordPressが最適〉です。
この記事では次について解説します:
この記事を読むことで、技術ブログを始めるための基本的なことがわかると思います。エンジニアとしての成長・セルフブランディングの第一歩をふみ出せます。
技術ブログをどこで書くか?について考えたとき、次の4種類が選択肢としてあがります:
loading...上の選択肢をふまえて、技術ブログを書く場所を決める条件は次の5つがあります:
技術ブログを書く場所を決める上で何より大切なのは長く続けられること、言い換えると更新を止める理由をなくすことです。上でいうと1と2が重要です。
また、表示速度とデザイン性は読書体験をよくする上で大切です。SEO対策も、ブログの主な流入経路である検索エンジンに最適化するために外せません。
この5つの条件を満たすものを次に選んでいきます。
上の5つの条件を満たす場所を表で見てみます:
場所 | WordPress | サービス | ジェネレーター | 自作 |
---|---|---|---|---|
書きやすさ | 書きやすい | 書きやすい | 面倒 | 実装方法による |
アップデート | 簡単 | 不要 | 面倒 | 面倒 |
表示速度 | サーバーによって速い | 遅い | サーバーによって高速 | サーバーや実装による |
デザイン性 | 優れたテーマが豊富 | ふつう | テーマが豊富 | デザイン力による |
SEO対策 | 対策されている | 対策されている | 自分でする | 自分でする |
まず、技術ブログを長く続けるために大切なのは書きやすさ・アップデートのしやすさです。これについて、静的サイトジェネレーターは記事を書いたときにGitにプッシュする必要があります。
他にも画像の扱いが面倒だったり、アップデートも継続的にしていく必要があります。更新が空いたときに書き方を忘れがちで、「書きたいのに書けない」という問題があります。
自作の場合はもっと面倒になります。以上2つは学習という意味ではいいですが、ブログを継続するためには避けたい方法です。
次にブログサービスかWordPressか。これは次の3つをもとに決めます:
ブログサービスはアップデートが不要という最大のメリットがあります。一方で表示が遅かったり、デザインがよくなかったりします。
アフィリエイトをしたい場合でも制限があります。無料版だと広告が表示されたりもします。
WordPressの場合、ある程度の運用コストがかかりますが、表示が速くデザイン性も優れ、アフィリエイトも自由にできます。
あらためて、技術ブログにWordPressが最適な理由は次の通りです:
2021年に行われたW3Techsによる調査によると、すべてのCMSのうち64.3%、すべてのWebサイトのうち40%がWordPressでした。MicrosoftやZoomの公式サイトの他、米ホワイトハウスもWordPressを採用しています。
WordPressは2003年にリリースされましたが、近年においても継続的にアップデートされています。実績・将来性という意味でも安心感があります。
WordPressのデメリットとしては運用コストがかかる点です。ただ、技術ブログをやるメリットから考えると問題にはならないと思います。
情報発信にそこまで力を入れないのであれば、無料のブログサービスがいいと思います。しっかりと継続的に発信をしていきたいならWordPressがいいです。
loading...記事の最後に、WordPressによる技術ブログの始め方をまとめます。これは次の手順でやります:
まずサーバーです。サーバーによってWordPressの表示速度が大きく変わってくるので、きちんと選ぶ必要があります。他にも信頼性や料金などをもとに次の記事で比較しているので、参考にしてください。
コストパフォーマンスに優れたサーバーはロリポップで、こちらは画像17枚を使って申し込み〜WordPress設置までを解説しています。
WordPressのインストールについては、上記サーバーの記事で紹介しているサーバーであれば管理画面から自動でインストールできます。手間や時間がかかりません。
次にテーマについて。WordPressには標準のテーマがありますが、デザインが簡素でSEO対策も不十分です。WordPressをやるならテーマも入れる必要が出てきます。
こちらも、次の記事で表示速度やデザイン性などをもとに比較しています。
独自ドメインについては、上のサーバーの記事で比較したサーバーなら独自ドメインを無料で取得できるものがあります。そちらが低コストで運用できます。