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ミッションとは?プロダクト開発における3つの役割を解説します

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ミッションはウェブサービスやアプリが果たすべき使命のことで、短い文章からなります。ミッションは経営学の分野でピーター・ドラッカーがビジョン、バリューとあわせて示しました。このうちのミッションはプロダクトをつくる上で強い力になります。

この記事ではプロダクト開発におけるミッションについて、なぜ重要か、またミッションの定め方について示します。

著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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ミッションとは

ミッションとはプロダクトが果たすべき使命のことをいいます。たとえば本サイトのミッションは「ユーザーにあいされるプロダクトをつくれる人をふやす」と定めています。このミッションを実現するために記事を書き、サイトの機能を開発し、あるいはTwitterを運用しています。

私のすべての行動は、このミッションを実現するためにあります。逆にいうと、このミッションにあたらない行動はとりません。それはプロダクトとしての方向性がぶれてしまうためです。

プロダクトをつくる上で、まずミッションを定め、ミッションを実現するために全力をつくします。これがミッションの存在意義です。

なぜミッションが重要か

ドラッカーは著書「非営利組織の経営」の中で、ミッションについて次のように述べています。

考えるべきは、ミッションはなにかである。ミッションの価値は、正しい行動をもたらすことにある

つまり、プロダクト開発においてやるべきことの正当性を担保し、やるべきでないものの根拠になります。プロダクト開発における判断基準になるのです。ミッションには、プロダクト開発に置いて次の3つの役割をもちます。

1. ものごとの判断基準になる

プロダクトをつくっていると、さまざまなアイデアを思いつきます。あるいはユーザーから機能の実装を要求されることもあります。ただ、こういったアイデアや機能をすべて取り入れてしまうと、プロダクトに一貫性がなくなり使いづらくなってしまいます。

どのアイデアを入れるべきか、入れないべきか。あるいはどの機能を削るべきか。ミッションを定め、信念をもって開発に取り組むことで、プロダクトをよりよい方向に導いてくれます。

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2. ユーザーを惹きつけるメッセージになる

プロダクト開発のプロセスにおいて、とくに初期は何度もユーザーインタビューを行うことになります。あるいはユーザーに対してでなくとも、ほかの人にプロダクトについて語ることがあるでしょう。

このとき、プロダクトを「なぜつくっているか?」を語ることで、その人に共感を生みファンにすることができます。プロダクト開発には、このファンの存在がとても重要です。プロダクトに対して貴重なフィードバックをくれたり、ほかの人を紹介してくれたりします。

もちろんほかのことばでも人を惹きつけることはできるでしょうが、ミッションを定めることでより人の共感を生むことができます。

3. 開発者のモチベーションをつくる

プロダクト開発は長い道のりをたどります。いいと思ったことでも結果が出ないことがあります。長い開発フェーズに入るとマンネリ化することもあります。こんなときに気持ちを支えるのがミッションです。

自分のいまこの時間はミッションを実現するためにあるんだ、自分は社会に貢献しているんだ、というポジティブな意識をもつことができます。

もちろん前提として、ミッションに心から共感できている必要があります。無理して共感しようとしているのであれば、それはミッションを修正するタイミングかもしれません。

ミッションをどうやってつくるか

ミッションはたんにエモーショナルな文章でいいというわけではありません。プロダクトの方向性を示し、ユーザーを惹きつけ、共感できるものである必要があります。ドラッカーは、ミッションの3つの条件として次を定めています。

  1. ユーザーの課題を解決するもの
  2. 自分たちの強みとするもの
  3. 心から共感できるもの

この3つを満たすように、ミッションを定めます。定めるタイミングは、プロダクトで解決したい課題をみつけ、リーンキャンバスを書いたあとがいいでしょう。はじめてのユーザーインタビューの前までには決めておく必要があります。

ミッションも、リーンキャンバスなどほかのツールと同じく何度も修正することになります。なぜなら、アイデアというものはたくさんの仮説から成り立っていて、ユーザーの声を聞いていくうちに仮説自体が変わっていくためです。

そのときそのときで、プロダクトで実現したいこと、果たすべき使命を必死に考え、共感に妥協することなく決めることが重要です。リーンキャンバスについては、「リーンキャンバスの書き方」をご覧ください。

おわりに

ミッションはとくに定めなくても開発はできますが、プロダクトの一貫性を保ち、ユーザーにあいされるプロダクトをつくる上で重要な文章です。

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著者
Hiroki Zenigami

テクニカルライター。元エンジニア。共著で「現場で使えるRuby on Rails 5」を書きました。プログラミング教室を作るのが目標です。

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